シロクマのゲーム懐古ブログ、β

シロクマ(熊代亨)のゲーム回顧録

マッドシャーク、いくらかやってみた

 マッドシャーク(1993)は、雷電のいわゆる劣化コピーゲーム。しかし、近所のゲーセンに何故か復活したので、遊び半分に攻略してみることにした。
 
 (※実際には、p_shirokumaが飽きたのでマッドシャークは攻略中止になりました)
  
 【全般的印象】
 雷電究極タイガーを足して2で割ったようなシステム。かなり大きめの当たり判定の自機に対して、雷電究極タイガーによく似たアルゴリズムの敵が襲いかかってくる。当然、画面下方から登場するザコ戦車のような存在もアリ。ただし、画面最下段に対する攻撃は若干甘めで、敵の配置も雷電2などに比べれば随分と易しい印象。少なくとも前半面は、ファイヤーバレル級の警戒で十分に対応が可能。中型機が赤バルカンでは撃ち負けることもあって、道中の攻略はすべて青レーザーで進行、ということになる。サブウェポンのホーミングミサイルがかなり頼りないが、空中ザコの攻撃もかなりヌルい(除・7面)ので、大火力を生かしてすすんでいくプレイスタイルが妥当とみた。
 
 【装備】
 どこかでみたことのあるような装備が多いので、使いやすいといえば使いやすい。
 ・メインウェポン赤:シャークバルカン。どこでも必ず中型機に撃ち負けるかわいそうな子。ボス戦でも役に立ちそうにない。
 ・メインウェポン黄:マッドミサイル。中途半端な火力と中途半端な攻撃範囲。やっぱり中型機に撃ち負ける。
 ・メインウェポン青:ダーマレーザー。最強。攻撃範囲は狭いが、中型機にも大火力を提供。レーザーの隙間が無いのも便利。
 ・サブウェポン緑:バードミサイル。火力は最低、ホーミング性能もあまり良くないが、青レーザーとの相性は悪くない。
 ・ボンバー:遅効性ながらも、爆風のかなり外側まで弾消し効果が発生する。ダメージはあまり高くないが、弾消し中にレーザー撃ち込めばok。
 ・★アイテム:4面か5面道中の、画面右側の透明な当たり判定の中に潜む。死んだ時にメインウェポンのフルパワーアップが得られるらしい。バードミサイルもつけてくれよー、という感じ。
 ・エクステンド:5面道中前半、隕石地帯で出てくる赤い隕石を壊すと出現。ちょっととりにくい。
 



 
 【1面】
 特になし。最初はマッドミサイル装備だが、ダーマレーザーに変更したとたんに火力が跳ね上がるのが実感できる。ボスは、真正面でレーザーを撃ち込んでいれば全く問題ない。
 
 【2面】
 道中は特に無し。画面下方からザコボートが来るシーンは、雷電の3面のパクリだが、初見でもなんとかなるレベル。
 ボスはボンバー不要。各パーツを壊しながら撃ち込むが、本体のパラボラアンテナのようなユニットが青白く光ったら、避けにくい扇弾を撃ってくるので、ボスの正面から画面左右のやや上のほうに移動してしまうと吉。この扇弾の回避運動を念頭に置きながら大きく避けて戦えば怖くない。
 

 【3面】
 ここもまだ道中は大丈夫。初代雷電の2面のパクリだが、かなり易しい。中盤に画面中央に堂々と出てくる中型機は、レーザーでも撃ち負けるほど堅い。ダメージを与えたら、いったん撃ち込みをやめて待避。画面下方から戻ってきたら撃ち込み再開でok。以後、こいつは色んな所に出てきて悪さをするので、ここでしっかり対応法をマスターしておくとよさげ。
 
 3面ボスは、初代雷電2面ボスのパクリ。怖いのは、多way弾だが、みてもなんとか避けられる。真正面のちょっと右or左が、かなり安全。両翼の片方のパーツが壊れたぐらいでボンバーを撃つとちょうどいい感じだが、ボンバーをケチるのも手。ちなみに両翼のパーツは、壊すと1way連弾から多way弾に変わるので、もしかすると一切無視したほうが良いのかもしれない。
 
 【4面】
 この辺りから、ザコ戦車の配置が多少面倒になる。画面下方左右から、ひょっこり顔を出すことが多い。雷電的警戒が必要で、大きな機動に際しては、画面の隅にザコ戦車がいるという前提で機動したほうが良い場合がある。道中は、ダーマレーザーに限る。マッドミサイルでは中型機や中型戦車に撃ち負けて苦しいったらありゃしない。
 
 ボスは、雷電2の4面ボスに似ているようで似ていない。自機の当たり判定の関係上、非常に避けにくい拡散弾をやたらと撃ってくる。可動パーツ(左右と中央合計3つ)のうち、片側をぶち壊したら、中央パーツにそろそろと撃ち込み、怖くなったらボンバー二連発、その間レーザーで絶え間なく攻撃、で良いような気がする。中央パーツは本体と同一の当たり判定を持つらしく、中央パーツを破壊すれば本体も破壊される。どうせボムを使うんだから、片側パーツも壊さず本体に撃ち込みまくるのが実は正解かもしれない。要研究。
 
 【5面】
 宇宙。
 最初の隕石地帯の後半で、エクステンドアイテムが出現する。しかし困ったことに、画面の上のほうから全然降りてこないし、でかくて堅い中型機×2がアイテム回収を邪魔しまくる。現時点では、ボンバーを撃って採りに行くしかないが、中型機を各個撃破すればとれるかもしれない。要研究。
 
 道中は、それほど怖くないが、ザコ戦闘機の機動が初代雷電3、5面のソレと同じアルゴリズムになるので注意。ただし、機動力・火力・機数ともに雷電に劣るのでダーマレーザーとサブウェポンの組み合わせで何とかなる。
 
 ボスは左右二体。画面に先に登場するのは画面右側だが、最初に戦闘行動に入るのは左側。たぶん、左側に集中攻撃をかませばラクに倒せると推定。二匹いると手強くボンバー必須だが、単機ではそれほど怖くない。ここも、覚えて攻略すればなんとかなりそう。
 
 【6面】
 ザコ戦闘機の動きが珍妙。油断したくなるが、油断すると死ぬような妙な感じ。堅くて強い中型機とザコ戦闘機が絡むとかなり手強い。
 
 ボスは、初代雷電の5面ボスに似る。手前の砲台八つを破壊すると本体にダメージが通るようになり、攻撃パターンも激しいものに変化する。最初の段階では自機狙いの攻撃ばかりなので、ボンバーを撃つ必要は全くない。形態変化した後も、主として画面下方に振り下ろすような攻撃ばかりなので、ボス本体の位置と反対側に待避すれば怖くない。
 
 ※第一形態の砲台を七つ破壊した劇弱状態にしたうえで、放置しておけば、もしかすると通過させてくれるかもしれない。古いゲームなので、時間が経てばボスが自爆、またはボス通過御免になる可能性もある。ためしてみよう。
 
 【7面】
 ここまで来ると、さすがにザコ戦闘機の数と攻撃がいやらしくなる。体感、雷電2の3面ぐらいのいやらしさ。これをダーマレーザーで戦わなければならないので、しょうじき苦戦している。それでもマッドミサイルやシャークバルカンに装備を変えると、中型機の皆さんにフルボッコされるので、レーザーで我慢。一度死んだらジ・エンド。
 
 途中、1面ボスがパワーアップして登場。今度は主砲中央に自機狙いの弾が一発だけ混じるので、油断しすぎるとかなり危ない。ザコ戦闘機の攻撃も絡むため、ものすごく危ない。レーザーで一度に殲滅したいが、ザコがそれをさせてくれない。劣化コピーゲームの割には、面白い攻撃だ。
 
 現時点の最高到達点は、「堅くていやらしい赤色の横長中型戦車」と、「堅くて画面下方から戻ってくる空中中型機」と「嫌なザコ戦闘機多数」の混合攻撃。このシーンは、相応にパターンを考える必要がありそう。
 
 乗りかかった舟なので、クリアするまでやってみたいけど、なにせ劣化コピーゲームなので、ちゃんと遊べるバランスなのかは、未知数。ちょっと怖い。